背景
ノートPC(パソコン)を持って作業中に画面を縦に向ける方が見やすいと思って傾けると、画面の自動回転処理が動いて意図せず縦長画面になることがあります。勝手に変わってほしくないので無効化方法を調べました。
備忘録として記事に残します。
使ったもの
- ubuntu22.04
- Lenovo Thinkpad Yoga S1
ubuntuをインストールしているノートPCです。
iio-sensor-proxyのaccelを無効化
iio-sensorというプログラムが加速度情報を解釈して画面回転に繋がるようです。iio-sensor-proxyをaptでアンインストールするのを無効化方法として紹介しているところもありますが、このプログラムは明るさ情報なども解釈するようなのでアンインストールすると画面回転以外の機能に影響が出そうです。
udev rulesの加速度センサの設定だけ無効にすれば、画面回転を止めれると分かりました。
udev rulesを開きaccelと書かれている行を全て # でコメントアウトします。
自分がコメントアウトを実施したときは、accelに関する行が3行ありました。
/lib/udev/rules.d/80-iio-sensor-proxy.rules
#SUBSYSTEM=="iio", TEST=="in_accel_x_raw", TEST=="in_accel_y_raw", TEST=="in_accel_z_raw", ENV{IIO_SENSOR_PROXY_TYPE}+="iio-poll-accel"
#SUBSYSTEM=="iio", TEST=="scan_elements/in_accel_x_en", TEST=="scan_elements/in_accel_y_en", TEST=="scan_elements/in_accel_z_en", ENV{IIO_SENSOR_PROXY_TYPE}+="iio-buffer-accel"
#SUBSYSTEM=="input", ENV{ID_INPUT_ACCELEROMETER}=="1", ENV{IIO_SENSOR_PROXY_TYPE}+="input-accel"
accelの行をコメントアウトしたら再起動して設定を反映します。
成功すればPCを横にしても画面が回転しなくなると思います。
余談: 効果がなかったこと
- iio-sensor-proxyのservice disable
再起動で復活してしまいます。
強い。 - super(windowsボタン) + o での画面回転設定
ロックマークが濃くても薄くても回転しました。
意味ない。
おわり
画面の自動回転を無効化できました。意図せぬ回転が発生して元に戻すためにPCを振り回したり、画面設定から元に戻したりする手間を減らせて嬉しいです。
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