背景
ビックカメラでon offスイッチが光らないコンセント延長ケーブルを買ったところ、通電させると光る箇所があったので光らなくしました。道具や手順を共有します。
改造対象
ビックカメラで購入しました。電源タップ multiple outlet ホワイト AT-MOSK515 [1.5m /5個口 /スイッチ付き(個別)]
スイッチが光らなくて主張が控えめなのを期待して買いましたが、通電すると根本が光って通電を主張してきました。
どうして…
分解しようにもY型の特殊ネジが使われていて、通常のプラスやマイナスのドライバーでは開けません。
ちなみに、「TAGlabel by amadana」(タグレーベル バイ アマダナ)という聞いたこと無いブランドですが、この製品は株式会社オーム電気が管理しているようです。
使ったもの
- 特殊ビット
aliexpressで購入しました。
最も種類が多く含まれているものを送料込で1000円弱で購入し、1週間ほどで届きました。
精密されたu字型トライアングルドライバー磁気ビット1/4インチクロス3ポイントスクリュードライバーパワードリル用セキュリティチップ
上記ページのビットは接続部の窪みから端までがVESSELのビットに比べて短いので、力を加えるとドライバーの固定具から外れて奥に押し込まれることがあります。そのような挙動を避けたい方は、次に紹介するamazonで売られているビットをお試しください。
そして、良ければ期待通りにネジを回せたかコメントなどで教えていただけると嬉しいです。
未検証ですが、amazonで買うならY型ネジ用の下記商品が合うと思います。
上記の単品で買えるのを後から知り、下記のセットの価格だけ見て怯んでaliexpressに頼りました。 - 電ドラボール
ビットを取り付けてねじを回せるなら何でも良いです。 - 「はんだごてとペンチかピンセット」もしくは「 ニッパー」
元に戻せる改造をするなら、はんだごてと熱いものを掴むためのペンチかピンセットを用意します。
元に戻せなくて良いならニッパーだけで良いです。
開ける
Y型の特殊ネジが付いているので、対応する特殊ビットで開けます。開きました。
改造を思い立ってからここまでに2週間かかりました。
改造対象を確認
光る部分はダイオードと抵抗とLEDで回路が構成され、それが基板に載っていました。抵抗は赤黒黄金なので200kΩが使われていました。
雷サージ対応としてGNR14D391Kという型のバリスタ(EMI除去フィルター)が載っていました。
データシートによると実効値250V以下のAC電源に対応しているので、バリスタは200Vの電源でも耐えてくれます。
製品仕様は125Vなのので、間違えて200V電源に接続しても耐えられる部品が選ばれたようです。
LEDとバリスタの部分を回路図に起こすとこうなります。
ダイオードを外してLEDへの通電を停止
LEDが繋がっている回路を切断すれば光らなくなるので、今回は外しやすいダイオードを抜いて切断します。はんだごてでダイオードが繋がっているハンダを加熱し、ピンセットで抜きました。
抜いた後は切断状態を維持しつつも箱に戻す際に干渉しないように足を横に曲げました。
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