背景
ubuntu22.04でscreenkeyを使ってキー操作を画面に表示する方法を把握しました。備忘録として設定方法を記事に残します。
screenkeyをインストール
下記コマンドでインストールできます。sudo apt install screenkey
ubuntu22.04のaptコマンドだと1.5版をインストールできました。
重要: デスクトップにwaylandではなくx11でログイン
ubuntu22.04の標準のデスクトップはwayland環境なのですが、記事を書いている時点でscreenkeyはwaylandに非対応なため、waylandの前のx11を利用したデスクトップにログインが必要です。ログインパスワード入力画面の右下の歯車マークで選べます。
Xorgと記されている方がx11、何も書かれてない方がwaylandです。
wayland非対応な件はgitlabに課題として2017年に報告されているのですが、記事を書いている時点も解決していません。
Missing support for wayland
screenkeyの起動と終了
screenkeyとコマンドを実行するか、アプリランチャーでscreenkeyを選ぶと実行できます。起動後はデスクトップ右上部にアイコンが表示されます。
下記画像の最も左のマークがそれです。
マークをクリックすると操作一覧を表示できます。
Preferencesを押すと設定画面が表示され、Quitを押すと処理を終了できます。
表示場所を変える
通常の設定だと画面の下部に表示されますが、screen castなどで録画する際は録画対象の区画に表示されると嬉しいです。表示場所指定機能を使えば、特定の場所への表示が可能です。
Preferencesを選び設定画面を出します。
PositionとしてFixedを選びます。
マウス操作で四角形を描画可能になるので、表示させたいところに四角を描きます。
キー操作を行うと描いた四角の部分に操作内容が表示されます。
場所を変えたい場合はPositionのResetを押してFixedを再び選ぶと四角を描き直せます。
マウス操作も表示可能
Show Mouseを有効にすれば、マウスのボタン操作を画面に表示できます。情報表示領域の継続的な表示も可能
操作の有無で出たり消えたりするのが煩わしい場合は、Presistent windowを有効にすれば情報表示領域がずっと表示されます。おわり
ubuntu22.04でのキー操作の画面表示をscreenkeyで実現できました。waylandでは動かない罠に戸惑いましたが、x11に切り替えたら期待通り動いて良かったです。
操作解説のscreen castを行う場合に便利そうです。
参考
screenkeyの存在を把握したページです。Ubuntu: show what keys are pressed in real-time
screenkeyがwaylandに対応していない問題を提起しているページです。
Missing support for wayland
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