2025年10月13日月曜日

Western Digitalの外付けSSDを分解してみた


背景

SSD破棄前に分解してみたところ自分にとっては興味深い中身だったので、記録を記事に残します。

分解したもの

WD ポータブルSSD 2TB USB3.0 ブルー My Passport Go WDBMCG0020BBT-WESN - amazon
5年前に購入したWestern Digital(以後WD)の2TBの外付けSSDです。
ケーブルの被覆が剥がれて不安な上に転送速度が7MBほどしか出なくなったので、データを回収して破棄を決めました。


分解

マイナスドライバでUSBケーブル収納用の窪みがある面をこじ開けます。


2280のM.2のSSDが入っていました。
フラッシュメモリが直接はんだ付けされた製品かと思っていたので驚きました。


基板を固定しているネジを外して裏側を見ます。
黒いテープがSSDごと基板を1周していました。


SSDを取り外したいのでテープを剥きます。


テープは基板やケーブルの電動面と通電するように巻かれていました。


テープを剥ぎました。


WDブランドの外付けSSDですが、フラッシュメモリはSanDiskでした。


コントローラもSanDiskです。


USB通信部分の様子です。


SSDとUSB通信基板はテープで接着されていました。


テープの接着を弱くするためにヒートガンで触れない温度に温めます。


マイナスドライバでテープを剥がしつつSSDを引き抜けました。


分離したSSDとUSB基板の様子です。
SSD単独での出荷品で無いためか性能や型番を記したシールが貼られていなかったので、どの等級のSSDなのか不明です。
(SSDのコントローラやフラッシュメモリの型番を調べれば分かるのかもしれませんが、調べる気力が無いです。)


分解できました。


今回はUSB基板とM.2のSSDの両方が壊れていた

M.2のUSBアダプタでPCにUSB接続したらSSDとして認識されました。


数百MBのデータなら数秒で転送できるため、転送速度の低下は外付けSSDのUSB基板に問題があったようです。
しかしながら、500MBを超えるファイルを書き込もうとすると処理が止まってしまうため、フラッシュメモリも壊れたようでした。

おわり

WDの外付けSSDを分解したところ、汎用の2280のM.2のSSDが内蔵されていたのに驚きました。
結局SSDのフラッシュメモリが壊れていて書き込み不能でしたが、外付けSSDの中身を知れて面白かったです。

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