2023年4月23日日曜日

ankerの初期型power houseの互換充電器を作る


背景

会社で複数使っているankerのpower houseというモバイルバッテリーの充電器がamazonなどで売られてなくて購入先を見つけられなかったので、部品を組み合わせて互換充電器を作りました。

備忘録として関連情報や使った材料などを記事に残します。

参考にした記事

ポータブル電源 Anker power houseを修理してみた

上記のpower house本体の充電端子の修理を行う記事で、端子がDELLやHPのパソコンで使われるものであり、通信線として使われるべき線をankerは給電に利用していると分かりました。

純正品の外観


16.8V 3Aの電源と分かります。
品番の RJ-AS168300P001 で検索したら購入ページが出てくるだろうと思っていましたが、見つけられなかったので自作しました。

使ったもの

材料
  • 端子
    外経7.4mm、内径5mmのプラグ部分を切って利用します。
  • 16.8V3A電源
    純正の充電器と同じ出力の電源です。
    中国から発送されるようで到着に2週間ほどかかりました。
    本物かは分かりませんが、ひし形のPSEマークが印刷されていました。
  • メガネコンセントケーブル
    先程の16.8V3Aケーブルにはコンセント側のケーブルが付いていないので別途購入します。

切って繋げて絶縁するのに利用した道具です。
道具
  • ワイヤストリッパー
  • はんだごて
  • はんだ
  • はんだ付補助用クリップ
  • 熱収縮チューブ 3mm経、6mm経
  • ドライヤー
  • ビニールテープ

ケーブルを切って繋いで絶縁

プラグと電源の線を切り、被覆を向きます。
プラグは黒赤白の3本がでており、参考にした記事の通り通信線として使われる白線をankerのpower houseは電力線として利用しているため、下記のように配線します。

電源の赤 - プラグの白
電源の黒 - プラグの黒


熱収縮チューブを通した状態ではんだ付けします。
写真に映っていませんが、太いチューブを太い被覆に通した状態ではんだ付けしています。
クリップではさんではんだ付けすると、はんだ付けしやすい上に熱収縮チューブのはんだ付け時の収縮を抑えられて便利です。


はんだ付けしたら熱収縮チューブをはんだ付け箇所に被せてドライヤーの風を当てて収縮させて絶縁します。


熱収縮チューブとはんだづけだけでは強度が不安なので、ビニールテープを巻いて補強します。


ビニールテープを覆うように熱収縮チューブを被せて加熱して収縮させます。


メガネ型コネクタのコンセントを接続し、充電器が完成しました。


コンセントに差し込んでプラグをpower houseに差し込むと充電されました。


残量が100%になると充電が終了してpower houseの表示面が暗くなり、電源のLEDも赤から緑に変わります。


おわり

ankerの初期型power houseの互換充電器を作って充電できました。

購入先が見つからなかった充電器を自作して期待通りに動かせて良かったです。

参考

ポータブル電源 Anker power houseを修理してみた

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