2025年5月4日日曜日

ThinkPad S1 Yogaのキーボード面の筐体を交換


背景

2014年から11年使っているThinkPad S1 Yogaのキーボードと同じ面のマグネシウム製であろう筐体が落下や汗で削れたり溶けたりして手触りも見た目も良くないので交換してみました。
関連情報を備忘録として記事に残します。

使ったもの


交換対象

ThinkPad S1 Yogaです。
本体の角の塗装が剥げ金属部分が溶けています。


キーボード交換の時との差分解説

大部分はキーボードを交換した時と同じなので、筐体の開け方やキーボードの外し方は下記の記事を見てください。

ThinkPad S1 Yogaのキーボードを交換

ということで、裏蓋を開けて電池とSSDを外したところから解説を始めます。


右の古いのから左の新しいのに付け替えます。


タッチパッド付け替え

購入した筐体にはタッチパッドが付属していましたが、以前交換したx250用のタッチパッドの方が使いやすいので付け替えます。

タッチパッド交換にる使い勝手の変化は下記の記事をご覧ください。
ThinkPad S1 YOGA(2014年モデル)のタッチパッドを交換した話

両方の筐体のタッチパッドのネジを外して横滑りさせて外し、新しい筐体にx250版を付けます。




SATA端子周辺部品付け替え

この記事の難所です。

SATAの端子が付いている基板は裏蓋を開けた状態ではネジ1本で留まっているので、そのネジを外して基板を外します。


ケーブルが両面テープで固定されているので、断線しないよう慎重に剥がします。
基板が外れると、タッチペン固定具も外れます。


ロゴのLEDも両面テープで固定されているので、慎重に外します。
これは飾りなので無くてもPCは動作すると思います。


外した部品を新しい筐体に取り付けます。


ここでの注意点は、タッチペン保持具の突起を筐体の窪みに入れることです。
下記の画像は赤丸の部分が入っていません。


下記のように突起が筐体の窪みにはまった状態にします。
これをしていないと、裏蓋を閉じてもタッチペン周辺が浮き、修正のためにSSD取り外しが必要になります。


アンテナ端子?付け替え

タッチパッド付近の基板とケーブルも付け替えます。
ネジ1本で留まっているだけで、両面テープは使われてないので、付け替えは容易です。




電源端子保護板金付け替え

キーボードの裏の充電用の端子接続部分付近に板金があります。
キーボードを外した後に、キーボードの前に新しい筐体に取り付けます。


取り付け自体ははめ込むだけなので容易です。


キーボード交換の時は筐体に付いたままで問題なかったので、キーボードを新しい筐体に付け替え後に古い筐体を降ったら落ちて気づきました。

仕上がり確認

部品を付け替えて蓋を閉じ、期待通りのキーボードの面の筐体を更新できました。
今までの筐体は摩擦で光沢がを放っていましたが、新しい筐体を見て購入時はつや消し状態だったのを思い出しました。


ちなみに、本体下部の樹脂部品は裏側の筐体に付いているので、キーボード側の筐体交換では飛び出た部分は直りません。


飛び出た樹脂部品を見て、裏側の筐体も一緒に購入しても良かったと思いました。


購入した筐体の製造時期は多分2017年5月

今回購入した筐体のSSD裏側の刻印には15-8、16-3、17-5に丸印がありました。
ThinkPad S1 Yogaは2014年型なのですが、同じ筐体を使う製品が2017年まで製造されていたのかもしれません。


取り外した古い筐体の刻印は13-9、13-10、13-11、14-1だったので、2014年1月に製造されたと推測できます。
2024年の5月頃に購入したので納得です。


おわり

キーボードを交換した時に殆どの部品を取り外しているから筐体の交換も出来そうだと思い、その推測を行動に移して交換に成功しました。
綺麗になって嬉しいです。

参考

ThinkPad S1 Yogaのキーボードを交換
ThinkPad S1 YOGA(2014年モデル)のタッチパッドを交換した話

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