背景
アーロンチェアの肘置き(肘掛け、アームレスト)を外すのが難儀だったので、備忘録として方法を記事に残します。要点・注意点
この記事で伝えたいことはこれらです。- レバー内側の部品は傷つくし、必ずしも取り外しに成功する訳ではない
部品の固定方法を知った記事の方は取り外しに失敗していますし、取り外せたとしても肘置きのレバー内部の部品が傷つきます。 - 左側は逆ねじ(左右共に肘置き固定レバーを緩める向きがねじを緩める向き)
向きを間違うとネジ山を潰すので注意です。 - T27というトルクスネジを回す道具が必要
露出してないので分かりづらいですが、背もたれに隠れているのでT27を回す道具の確保が必要です。 - 肘置き固定レバー内側の円柱が回らないように固定が必要
棒や金属板を突っ込んで固定します。
このとき見えづらい部分ではありますが肘置き固定レバーの内側の部品に傷が付いてしまうので、傷を付けずに肘置きを外したい場合は傷を付けずに固定できる道具を作るか諦めてください。
施工対象
アーロンチェア クラシック Aサイズ 2019年製
中古で8万円弱で購入しました。
Herman Miller ハーマンミラー アーロンチェア ブラック 19年製 Aサイズ ポスチャーフィット メッシュ フル装備
ハーマンミラーのサイトではクラシックの製造は2018年3月で終了と説明されていますが、中古販売業者がハーマンミラーに確認したところ2019年前半まで製造していたとのことでした。
使ったもの
- 六角レンチ 5mm
背もたれを外すのに利用します。
肘置きのネジの頭は背もたれに隠れているのでそれを外す必要があります。
手元にあるナイフ式収納のレンチセットを使いました。
TRUSCO(トラスコ) 六角棒レンチセット(ナイフ式) - 六角レンチ 2.5mm
これはレンチとしてではなく肘置きの部品が動かないように突っ込む用です。
2.5mm前後の金属棒などがあれば代用可能です。
手元にあるナイフ式収納のレンチセットを使いました。
TRUSCO(トラスコ) 六角棒レンチセット(ナイフ式) - ラチェットハンドルかトルクレンチ
肘置きを固定しているネジは硬いので、ねじ回し式ではなくラチェットハンドル式の工具の利用をお勧めします。
トネ(TONE) ラチェットハンドル(ホールドタイプ) ARH30 差込角9.5mm(3/8")
自分は自転車整備用に買ったトルクレンチを利用しました。
パークツールTW-6.2ラチェット式トルクレンチ10-60Nmドライブツール3/8インチ - トルクスソケット T27
「トルクス」という星型のネジの型向けのソケットです。
大きさは27です。
ラチェットハンドルと組み合わせて使います。
安い商品の先端は噛み合いが悪くてネジ山を潰すことがあるので、価格は高くてもねじ回しで名が通っている会社の商品を会社を買うのがお勧めです。
トネ(TONE) トルクスソケット(強力タイプ) 3TX-T27 差込角9.5mm(3/8") T27
手順
肘置きを固定しているネジの頭を露出させるために背もたれを外します。
5mmの六角レンチで4箇所のネジを外します。
ボイスチャーフィット付きだとワイヤが繋がっているため背もたれを本体から取り外せはしませんが、傾けると肘置きを固定しているT27のネジが見えます。
2.5mmの六角レンチを固定レバーと肘置きの間に差し込み、レバーの中の円柱を固定します。
この工程を飛ばしてネジを緩めようとしたら全く外れなくて自分は困りました。
調べたところ、下記のサイトを見てレバー内側の部品を固定すれば外れると知りました。
アーロンチェアの肘掛が取れない。。どうしてもとれない・・・!
レバーの中の円柱を固定した状態でT27のネジを潰さないようにレンチをねじに押さえつけながらネジを回します。
左側は逆ネジなので時計回りに回して外します。
1周回るごとに「キン」と音が鳴って負荷が開放される場合は、レバーの中の円柱の固定が不十分なので棒の突っ込み方を変えてください。
外れました。
2.5mmの棒を突っ込んでギチギチに固定したので、傷が付いてしまいました。
右側も2.5mmの六角レンチを押し込んでレバー内部の円柱が回らないように押さえつけます。
右側は正ねじなので反時計回りで外せます。
外れました。
幸い左右とも外せました。
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