electronとは、単体で実行できるnodeの実行ファイルを作れるライブラリです。
electron-builderとはelectronの実行ファイルをビルドしてれる便利プログラムです。
electron-builderは、electronのmainプロセスのエントリーポイントとして標準で
./public/electron.js
か
./build/electron.js
を監視してくれます。
しかしながら、上記以外のディレクトリのファイルをエントリーポイントにしたいことがあります。
検索してもエントリーポイントを変える方法がなかなか出てきませんでしたが、electron-builderのソースコードを「electron.js」で検索して出てきたファイルにヒントが書かれていました。
electron-builder/packages/app-builder-lib/src/presets/rectCra.ts
extraMetadataのmainにエントリーポイントにしたいファイルを宣言すると、期待通りにエントリーポイントを変更できました。
下記のようにpackage.jsonのbuildを設定すると、dist/electron.jsをエントリーポイントとして、releaseディレクトリにビルド後のファイルを出力できます。
package.json
{
// ..
"build": {
"extraMetadata": {
"main": "./dist/electron.js"
},
"files": [
"dist/**/*",
],
"directories": {
"output": "release"
}
},
// ..
}
動作確認したelectronとelectron-builderのバージョンはこちらです。
electron: 6.0.9
electron-builder: 21.2.0
やりたかったことを実現できて嬉しいです。

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