2025年4月20日日曜日

ubuntu22.04でx11利用時に画面が黄色くなる場合は画面の色設定を無効化すると改善することがある


背景

ubuntu22.04は画面の描画処理にwaylandが標準で使われていますが、「/etc/gdm3/custom.conf」に「WaylandEnable=false」を記述するとx11を使えます。
waylandでは不具合が発生する処理はx11を使うと動くことがあります。
(今は直ったようですが、WebRTCを利用するweb会議での画面共有など。)

x11に切り替えたところ、自分の環境では画面が黄色く描画されてしまいました。


調べたところ色設定を無効にすれば良いと分かりました。
Why would xorg make my TV look yellow?

備忘録として関連情報と操作方法を記事に残します。

色設定変無効化

色設定はアプリケーションランチャー(Windowsボタンを押すと出てくる画面)で「color profile」と入力して選択すると設定画面を出せます。


画面ごとに設定切り替えが可能です。
自分は全部無効にしました。



ログインし直すと設定が反映されます。


期待通りに黄色くない画面になりました。


初めて繋ぐ(種類の?)画面は色設定が標準で有効になっているので、黄色かったら設定を変えてログインしなおしをお試しください。

waylandは色設定を使ってないらしい

x11への切り替え前のwaylandでは黄色くなかった理由を調べたところ、waylandでは色設定が使われない仕様のようでした。
(認識が違っていればご指摘いただけると嬉しいです。)
Color Calibration Broke After Upgrade From 18 to 22: Enabling / Disabling / Changing Color Profile Does Nothing
Color Management

おわり

ubuntuの色設定を無効にすることで、x11でも黄色くない画面にできました。

参考

Why would xorg make my TV look yellow?
Color Calibration Broke After Upgrade From 18 to 22: Enabling / Disabling / Changing Color Profile Does Nothing
Color Management

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