2020年11月15日日曜日

SP3485のブレイクアウトボードを作ってみた


背景

SparkFunが作ったSP3485の基板に不満があったため、自分で作ってみました。
(SP3485とは、RS485通信とUART通信を変換するための集積回路です。)

スイッチサイエンスで購入できます。
sp3485-breakout
sp3485-one-line-breakout

紹介するもの

SP3485-breakout

SP3485をブレッドボードで使うために、なるべく不要な面積は使わないように設計した基板です。



ジャンパを切断することでRS485の終端として実装している220Ωの抵抗を切断できます。



設計データはこちらです。
github.com/asukiaaa/sp3485-breakout
回路図 (PDF)

SP3485-one-line-breakout

SP3485の信号線を一列に並べた基板です。



こちらもジャンパを切断することで、RS485の終端として配置している220Ωの抵抗を切断できます。



設計データはこちらです。
github.com/asukiaaa/sp3485-one-line-breakout
回路図 (PDF)

特徴

SparkFunの基板より小さい

SparkFunの基板のように固定穴が無い分、breakoutは1/4、one-line-breakoutは1/3くらいの大きさになっています。


SparkFunの基板の専有面積を減らすために基板を切って使ったりしましたが、それでも今回作った基板の方が小さいです。


one-line-berakoutは端子のDIP化基板と組わせやすい

秋月電子に売られているモジュラージャックLAN(RJ45)ケーブルコネクタのDIP化キットとRS485の変換モジュールを組み合わせて使うと、ブレッドボードのDIP化キットとはの反対側の部分が空いてしまいます。


one-line-breakoutならDIP化キットと反対側の部分に設置できるので、ブレッドボードの利用しにくい部分を有効活用できます。


終端抵抗をジャンパで切断したり復活させたりできる

先ほども紹介したとおり、RS485の終端抵抗を切断したり復活させたしやすいようにジャンパを配置しています。



まとめ

SparkFunのSP3485基板より小さく、端子の拡張基板と合わせやすく、終端抵抗を切断したり繋げなおしたりできる基板を紹介しました。
良かったらご利用ください。

スイッチサイエンスで購入できます。
sp3485-breakout
sp3485-one-line-breakout

更新履歴

2021.01.01
スイッチサイエンスの商品ページへのリンクを追加しました。

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