2019年8月18日日曜日

M5StackのStackに背の高い部品を利用できるM5StackCavityを作ってみた


購入はこちらからどうぞ。
M5StackCavity 本体のみ
M5StackCavity ピンソケット、ブレッドボード付き

背景

M5Stackとは、電池、LCD(モニタ)、スピーカー、ボタンなどが付いた、プログラムを書き込める装置です。
M5StackはStackを追加することで機能を拡張できるのですが、背の高い部品をStackに使おうとするとStackの高さを維持するためにM5Stackからはみ出して部品を配置するなどの工夫が必要になります。

そこで、背の高い部品をM5Stackからはみ出さずに使えるように、上下の部品をリボンケーブルで接続したM5StackCavityという装置を作ってみました。
使い方と利用例と説明します。

使ったもの

これらを使います。

M5StackCavityの組み立て方

外装と支柱の取り付け

bottom_pcbと外装をナットと支柱で固定します。
外装の窪みが黒いソケット側に来るようにしてください。
(逆向きになっても、取り外しに窪みを使えなくなりますが、それほど問題ではありません。)



ナットで4箇所を止めてください。
(ナットが難しければ、底面をネジ止め、上面をナット止めにしても良いです。)


bottom_pcbと外装と支柱を固定できたら、bottom_pcbの窪んだ側とtop_pcbの開けた側が同じ方向になる向きで、支柱にtop_pcbを固定してください。




コネクタの灰色の部分を開き、リボンケーブルの青色が見える向き(信号線が見えない向き)で差込み、コネクタの灰色の部分を閉じてください。





リボンケーブルでtop_pcbとbottom_pcbを接続すれば完成です。



利用例

M5Stackシリーズと組み合わせることによって、stackからはみ出さずに背の高い部品をブレッドボードで利用できます。



拡張基板を作りたい場合

M5StackCavityの拡張基板テンプレート(KiCad用)として、M5StackCavityDentureを作りました。
これをKiCadのテンプレートとして利用してプロジェクトを作成することでtop_pcbに接続可能な拡張基板を作れます。

https://github.com/asukiaaa/M5StackCavityDenture

試しにモジュラージャックからRS485を利用する基板を作ってみました。






リボンケーブルのコネクタのはんだ付けは結構手間なので、生産数が少ないならM5StackCavityDentureで基板を作ってCavityと組み合わせて利用するのは、手間を減らしつつ基板を作るときの1つの手段になると思います。

まとめ

M5Stackで背の高い部品が使えるStackができました。
何か背の高い部品やコネクタをM5Stackで利用したいときなどに、良かったら使ってみてくださいな。

M5StackCavity 本体のみ
M5StackCavity ピンソケット、ブレッドボード付き

更新履歴

2019.08.19
商品購入ページへのリンクを追加しました。
2019.09.27
ピンソケットとブレッドボードが付いたものを買ってもらええば良いと感じたため、ピンソケットのハンダ付けとブレッドボードの貼り方に関する説明を削除しました。
拡張基板の写真を実装済みのものに変更しました。

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