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2019年9月14日土曜日

electron-builderのエントリーポイントを変える方法


electronとは、単体で実行できるnodeの実行ファイルを作れるライブラリです。
electron-builderとはelectronの実行ファイルをビルドしてれる便利プログラムです。

electron-builderは、electronのmainプロセスのエントリーポイントとして標準で
./public/electron.js

./build/electron.js
を監視してくれます。

しかしながら、上記以外のディレクトリのファイルをエントリーポイントにしたいことがあります。

検索してもエントリーポイントを変える方法がなかなか出てきませんでしたが、electron-builderのソースコードを「electron.js」で検索して出てきたファイルにヒントが書かれていました。

electron-builder/packages/app-builder-lib/src/presets/rectCra.ts

extraMetadataのmainにエントリーポイントにしたいファイルを宣言すると、期待通りにエントリーポイントを変更できました。

下記のようにpackage.jsonのbuildを設定すると、dist/electron.jsをエントリーポイントとして、releaseディレクトリにビルド後のファイルを出力できます。

package.json
{
  // ..
  "build": {
    "extraMetadata": {
      "main": "./dist/electron.js"
    },
    "files": [
      "dist/**/*",
    ],
    "directories": {
      "output": "release"
    }
  },
  // ..
}

動作確認したelectronとelectron-builderのバージョンはこちらです。
electron: 6.0.9
electron-builder: 21.2.0

やりたかったことを実現できて嬉しいです。

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