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2018年11月10日土曜日

M5Stackの信号線をブレッドボードで扱いやすくするStackを作ってみた


背景

M5Stackとは、LCD(ディスプレイ)が付いていたり、ボタンが複数付いていたり、WiFiやBluetooth通信が可能だったりする、便利機能な機能が備わったプログラム可能な装置です。

信号線も側面から出てはいるのですが、信号線の番号はLCDの裏側に付いているため、LCDを見ながら番号を確認するのはやりにくい場合があります。

そこで、信号線をLCDの横に引き出し、ブレッドボードも備えて、電子工作がしやすくなる装置、M5StackSideBBを作ってみました。

特徴や設計情報を紹介します。

今回紹介する物はスイッチサイエンスで販売中です。
M5StackSideBB - スイッチサイエンス

使ったもの

M5Stack


LCDとボタンが付いていて、BluetoothとWiFiも使えて、プログラムを書き込める装置です。
スイッチサイエンスaliexpressで買えます。

M5StackSideBB


M5Stackの信号線をブレッドボードで扱いやすくした基板です。
スイッチサイエンスで購入可能です。

M5StackSideBB - スイッチサイエンス

ジャンパワイヤ、LED、抵抗


動作確認に利用しました。

M5StackSideBBの使い方

M5StackSideBBは下記の部品で構成されています。
  • 基板 1枚
  • 外装 1個
  • M3 ナット 2個
  • M3 7mmスペーサー 2個
  • M3 5mmスペーサー 2個



梱包状態では外装が外れているので、取り付けます。


ケースを取り付けたら、M5Stackに接続できます。


M5StackSideBBだけを使う場合は7mmのスペーサーを付けると安定します。


M5Stackに付いているバッテリーのStackも取り付け可能です。


バッテリーのStackを使う場合は、7mm + 5mmで安定します。


ブレッドボードに電子部品を取り付けてM5Stackに接続できます。


上記の写真と同じ回路をM5StackSideBBを使わずに実現する場合は、M5Stack側面からジャンパワイヤで信号線を引き出す必要があります。


側面からジャンパワイヤで信号線を引き出す方法は、大きなブレッドボードを使えるという利点はありますが、かさばりますし、どの信号線を接続しているかひと目では分かりません。

M5StackSideBBを使っていると「今はD16にLEDを接続しているのだな」とひと目で分かります。


ということで、M5StackSideBBを利用することで、外付けのブレッドボードを使う場合と比べると、小さくまとまった状態でブレッドボードを利用できるようになりました。

設計情報

基板や外装のデータはgithubで公開しています。

https://github.com/asukiaaa/M5StackSideBB

自分用に改良したい方は、参考になると思います。

別の色やロゴの追加など、特注品を希望される場合は、10個以上の注文から受け付けますのでお問い合わせください。


まとめ

M5Stackで電子工作をしやすくするM5StackSideBBを紹介しました。

良かったらお試しくださいな。

M5StackSideBB - スイッチサイエンス

更新履歴

2018/11/29 スイッチサイエンス商品ページをリンクしました。
2018/12/02 M5StackSideBBを使っていない場合の比較画像を追加しました。
2024.08.29 商品ページのリンクを冒頭の背景にも追加しました。

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