Raspberry PiのGPIOに繋ぐと動作する3.5インチのLCDをaliexpressで購入しました。
ドライバのダウンロード先リンクのメモも兼ねて方法を共有します。
2018.05.25 追記
今回紹介するSPIタイプよりもHDMI接続するLCDの方が個人的に使いやすいと思うので、新規に購入される方はHDMIタイプをお勧めします。
使ったもの
RaspberryPpi 3 + SDカード + Raspbian(2017.04リリース版)
電源を入れれば動く状態のラズパイです。
3.5インチLCD
aliexpressにて$10位で購入しました。
パネルの裏には下記の情報が記されていました。
KeDei 3.5 inch SPI TFTLCD 480*320 16bit/18bit version 6.3 2016/11/1
LCDのドライバ
メーカーのページから、LCDのバージョンにあったドライバをダウンロードします。届いたLCDのバージョンは6.3だったので、LCD_show_v6_1_3をダウンロードしました。
80MBという大きめのファイルなので、自分の環境ではダウンロードに4時間位かかりました。
注意点
このドライバはOSのカーネルを上書きします。
そのため、ドライバ適応前と後ではOSの振る舞いが異なります。(sshがとても遅い等)
このドライバを試す際は、専用のSDカードを使うか、挙動がおかしくなっても困らないSDカードを使うのが良いと思います。
5V3A電源
Raspberry Pi3の駆動に耐えられる電源です。
外部モニタ + キーボード
ドライバの設定をしないとLCDに画像を出力してくれないので、LCDとは別のモニタが必要です。
ドライバの設定方法
LCDのドライバをRaspberry Piにダウンロードできたらファイルを展開してコマンドを実行します。cd ~/Downloads/ tar -xzvf LCD_show_v6_1_3.tar.gz cd LCD_show_v6_1_3 sudo ./LCD35_v
数分置いておくと、LCD出力で起動しました。
書き換えられたOSのカーネルは元に戻りませんが、下記のコマンドでHDMI出力モードにできます。
cd ~/Downloads/LCD_show_v6_1_3 sudo ./LDE_hdmi
使ってみた感想
2台試してみて、分かったことを残します。パネルによっては表示がとても青い
写真では分かりにくいのですが、購入した2台のうち、1台の表示がとても青かったです。
パネル右下の感度が悪い
生産ロットに依存するのかもしれませんが、パネル右下を触っても、1台は全く反応がなく、1台はかなり強く抑えないと反応しませんでした。
ドライバ設定後はssh接続がほとんど使えなくなる
カーネルが上書きされるためか、ドライバ設定後はsshでのログインができないか、ログインできてもコマンドが入力できない状況に陥りました。
ドライバが更新されれば状況が良くなるかもしれませんが、引き続きssh接続などで使い続けたいSDカードにはドライバを適用しないのが良さそうです。
2018.05.25 追記
冒頭にも書きましたが、今回紹介するSPIタイプよりもHDMI接続するLCDの方が個人的に使いやすいと思うので、新規に購入される方はHDMIタイプをお勧めします。
共有する情報は以上です。
参考
KeDei 3.5 inch 480x320 TFT lcd from ali更新履歴
2018.05.25HDMI接続で使うタイプのLCDの方がお勧めという記述を追加しました。
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