備忘録を兼ねてメモを共有します。
使ったもの
LCD
下記のページで購入しました。5インチ(800x480)HDMIタッチ液晶
画像表示はHDMI経由、タッチ情報はSPI経由でRaspberry Piとやり取りするパネルです。
Raspberry Pi + Raspbian Stretch(2018.3リリース版)
LCDはB+と3で動くことを確認しました。B+の場合は、wifi接続するためにBUFFALOのUSBドングルを利用しました。
USBキーボード
タッチパネルでの文字入力方法を自分は知らないので、有線のキーボードを使いました。ちなみに、自分のおすすめするUSBキーボードはThinkPadのUSBキーボードです。
マウス機能も付いているので、USBポート一つでキーボード機能とマウス機能を使えます。
設定無しで使う場合
HDMI接続してRaspberry Piを起動すれば、タッチ機能無しの、右側が黒くなった状態の640x480のディスプレイとして動作します。設定して利用する場合
メーカーが提供するスクリプトを実行
LCDのメーカーが保守しているドキュメントに沿い、ファイルをダウンロードしてスクリプトを実行します。5inch HDMI LCD
/bootにLCDのファイルを設置します。
下記のコマンドは20180519時点で最新のドライバを利用ししていますが、時々更新されるようなので、メーカーのページ(Method 1. Driver installation)で最新版のドライバを確認するのが良いと思います。
cd /boot sudo wget https://www.waveshare.com/w/upload/3/34/LCD-show-180331.tar.gz sudo tar xzvf /boot/LCD-show-180331.tar.gz
5インチLCDの設定を実行します。
実行時に関連ファイルをダウンロードするため、ネットに接続した状態で実行する必要があります。
このコマンドを実行すると、関連ファイルのインストールと/boot/config.txtの書き換えが行われ、Raspberry Piが再起動します。
cd /boot/LCD-show ./LCD5-show
再起動後は、800x480のタッチできるディスプレイとして動作します。
向きを変更
縦向きに使いたい場合は、90を渡して実行します。(90の他には、0、180、270を渡せます。)
cd /boot/LCD-show ./LCD5-show 90
再起動後に、480x800のタッチディスプレイとして動作します。
設定を無効化
タッチLCD以外でRaspberry Piを動かす場合など、LCD向けの設定を無効化したいときは、/boot/config.txtのhdmiやdtoverlayに関する記述をコメントアウト(行の先頭に#を追加)して再起動すれば、LCDディスプレイに依存しない状態でRaspberry Piが起動します。
/boot/config.txt
#hdmi_group=2 #hdmi_mode=1 #hdmi_mode=87 #hdmi_cvt 800 480 60 6 0 0 0 #dtoverlay=ads7846,cs=1,penirq=25,penirq_pull=2,speed=50000,keep_vref_on=0,swapxy=0,pmax=255,xohms=150,xmin=200,xmax=3900,ymin=200,ymax=3900 #hdmi_drive=1 #hdmi_force_hotplug=0
これだけでは無効化できてない設定があるかもしれませんが、自分の用途ではこれで十分でした。
まとめ
Raspberry Piで800x480のタッチパネルを動かせました。共有したい情報は以上です。
更新履歴
2018.05.19ドライバを利用しない場合の様子を追加しました。
利用するRaspbianとドライバを2018年の3月にリリースされたバージョンに変更しました。
ドライバのコマンドを実行するたび無効にされるため、max_usb_currentに関する記述を削除しました。
LCDに依存する設定を無効化する方法を追加しました。
0 件のコメント :
コメントを投稿