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2018年4月6日金曜日

Ubuntuで動かすKiCadのメニューとボタンにアイコンを表示する方法


背景

KiCadとは基板を作成できるオープンソースのソフトウェアです。

KiCadをUbuntu(17.10)で動かすと、デフォルトではメニューにアイコンが表示されません。
しかし、設定を変えればメニューにアイコンを表示して楽しい見た目にできます。

「アイコンを出したいのに出せてない」人に情報が届いたら良いと思うので、方法を自分の言葉で共有します。

動作確認環境

Ubuntu(17.10)にKiCad5.0.0 rcを入れて、動作確認しました。

設定方法

アイコンをメニューやボタンに表示するのはgtkというGUIアプリを作れるライブラリが担っています。
Ubuntuの場合は、そのgtkをgnomeというデスクトップ環境で呼び出しています。

gtkの「MenuImages」と「ButtonImages」を有効にすればメニューとボタンにアイコンが表示されるはずなのですが、gnome3(3.26.2)はそれらのオプションが機能しないようで、gnome3を使うデスクトップ環境ではそれらを有効にしただけではボタンが出ないようです。

標準のオプションにはないものの、下記のコマンドでgnome設定をカスタマイズすれば、アイコンを表示させられました。
gsettings set org.gnome.settings-daemon.plugins.xsettings overrides "{'Gtk/ButtonImages': <1>, 'Gtk/MenuImages': <1>}"

ボタンにもアイコンが出るようになります。


まとめ

Ubuntuで動かすKiCadのメニューとボタンにアイコンを表示させられました。

参考になれば嬉しいです。

参考

No menu and context-menu icons on Antergos-Linux
Enabling menu icons in Gnome3
Translate part of src/eeschema/po/ja.po for 5.0.0

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